病院でどもり癖は治せるの?受診の方法と治療の内容

病院で受診

どもり癖は単に言葉が詰まるだけでなく、言語障害として吃音が現れる病気に該当します。

 

放っておくと会話を避けるようになり、どんどん酷くなる恐れがあるので治療を試みる必要があるのですが、病院に行って治すことは果たして可能なのでしょうか。

 

もし病院で治すことが可能だとしても、治療のために病院に行く場合、どのように受診してまたどのような治療をするのかが気になるところですよね。

 

精神科、心療内科、耳鼻咽喉科のいずれかで受診する

 

病院でどもり癖を治療する場合、どこの病院に行けば良いのか悩むところですが、受診方法としては、一般的に言語聴覚士がいる科に行く必要があります。

 

そうなると選択肢はある程度絞られることになり、候補としては

  • 心療内科
  • 精神科
  • 耳鼻咽喉科

のいずれかが良いということになります。

 

心療内科と精神科については、その差がわかりにくく、大きな病院の場合、くっついているところも少なくないので同じと考えて良いでしょう。

 

どもり癖で不安やストレスを感じている場合、精神科か心療内科のどちらを選んでもかまわないのですが、精神科での受診に抵抗があるなら心療内科を選ぶことです。

 

耳鼻咽喉科にも言語聴覚士がいるので、どもり癖の治療をする場合、1つの候補に挙がるのですが、どちらかと言うと、子供の治療を検討する場合にオススメです。

 

これら3つのいずれの科であれば、どこでも吃音治療は可能なのですが、大人の場合、どもり癖からうつ病に発展しやいので、精神科もしくは心療内科での受診を推奨します。

 

大人の場合はどもり癖の治療は自発的にするので問題ないのですが、子供の場合、強制的に治療を受けさせるとストレスになるので、生活に支障が出るまで様子を見ることですね。

 

心と体に対して心身両面から治療する

 

病院ではどもり癖に対してどのような治療をするのかと言うと、言語障害の一種なので基本的にトレーニングをすることで改善を目指していきます。

 

治療法には、薬を使って脳内物質を調整することで不安や緊張を除去する方法もありますが、こうした方法は主にどもり癖からうつ病になった人に対して行います。

 

通常、病院での吃音治療は、言語聴覚士による言語指導をメインとしながら、臨床心理士によるメンタル面での治療を併用するのが普通です。

 

要するに、どもり癖に対しては、体の治療と心の治療を合わせて行っていくわけで、体の治療は耳鼻咽喉科やリハビリテーション科において、言語聴覚士が指導します。

 

そして心理的な治療は、心療内科や精神科において、臨床心理士がメンタル面の治療を行うことになります。

 

心身両面から専門的な知識を備えた指導者が、医師の指示の下、言語の訓練を徹底的に行うので、トレーニングに励むことでどもり癖を治すことが可能です。

 

→どもり癖の改善トレーニングはこちらにも紹介しています

 

ただ注意が必要なのは、言語聴覚士は言葉の障害の専門家であり、吃音治療の専門家ではないということです。

 

言語聴覚士は、どもりの治療だけを専門に学んだわけではないので、病院で指導を受けたからと言って、すぐにどもりが改善されるとは限りません。

 

病院での治療より自分に合った改善方法を探すべき

 

どもり癖を病院で改善する場合、保険が適用されるのは、言語聴覚士がいるかどうかで変わってくるので、病院に行く時は事前に確認しておくことです。

 

保険適用できるかどうは病院によって違い、特に心療内科や精神科で薬が処方される場合、適用外になることが多いので、その点は注意しましょう。

 

病院で受診する場合、専門的な知識のある言語聴覚士がいる科に行く必要があるのですが、現状、言語聴覚士の資格所有者はまだまだ少ないです。

 

そうしたことから、適切に吃音治療できる病院は少ないと考えておいた方が良く、どもり癖に対する治療経験も十分ではないので、完全に治癒するのは難しいです。

 

もちろん、吃音は治らないということではないのですが、病院に実際に通って吃音が治ったという報告はほとんど聞かれないのが実情です。

 

残念ながら、日本の吃音治療は海外に比べると遅れていて、研究自体、熱心に取り組んでいません。

 

日本の病院では、吃音の適切な治療を受けられる可能性は低いので、病院での治療はあくまで選択肢の1つとして、割り切って捉えておいた方がいいでしょう。

 

しかし病院に行って治らなくても、治療は諦めるべきではなく、自分に合った吃音治療法を探せば改善できる可能性は十分にありますよ。

 

病院でどもり癖を治す方法まとめ

 

病院でどもり癖の改善を試みるのも1つの選択肢になりますが、その場合、言語聴覚士がいる精神科か心療内科、もしくは耳鼻咽喉科に行くのが妥当です。

 

病院に行くと、専門的に知識を有する言語聴覚士と臨床心理士が協力しながら、心身両面からトレーニングを行い、医師の指導の下、適切に指導してくれます。

 

ただ、注意を要するのは言語聴覚士が在籍する病院は少なく、また吃音の専門家ではないので病院に行ったから必ずどもり癖が治る保証はなく、むしろ改善率は低いです。

 

病院での治療がダメなら、自分に合ったふさわしい方法を見つけて吃音を改善していきましょう。